Q1.トランスミッタの電波がパソコンに入らないのですが?

電池が消耗している場合が、ほとんどの原因です

トランスミッタからの測定データがパソコンに入力されない場合、下記の理由が考えられます。

1.トランスミッタの電池が消耗しているか確認する

トランスミッタの電池が消耗していると、電波が飛んでも弱いためパソコン側で不良データとして読み捨てます。
送信機の赤いランプが付く場合、測定データが受信機側で正しく受信できないため、この現象になります。
電池の寿命は、連続送信で約40万回ですが、新品の電池を交換しても入らない場合、電池の電圧をテスターなどで確認してください。新品電池だが消耗していたケースが非常にまれですが過去にありました。

2.パソコンまでデータが送られているか確認する

受信器(U-WAVE-R)からパソコンにデータが転送されているかどうかを確認します。
「QCメイト」を使っている場合は、「設定」メニューの「通信モニター」で入力データを確認してください。
何も画面に表示されない場合、トランスミッタの故障、ケーブルの断線か受信器の故障、パソコンのUSB通信ポートの故障になります。
データがパソコン画面に表示されている場合は、受信器からデータをパソコンに送っているが、「QCメイト」側で、正しくない不要データとして読み飛ばしている可能性があります。

3.ミツトヨのU-WAVE PAK(ユーウェーブのユーティリティ)で確認する

ミツトヨのユーウェーブ受信機(U-WAVE)は、「U-WAVE PAK」というユーティリティソフトを使用して、使用する周波数のバンド番号、受信機と送信機をリンクするグループ番号、送信機固有のチャンネル番号を設定します。
これらの番号が正しく設定されていないと、正しいパソコンに測定データが受信できませんので、これらの番号が正しく設定されているかをご確認ください。

4.トランスミッタの設定が正しいか確認する

「通信モニター」や「ハイパーターミナル」などでデータが入力が確認できた場合、トランスミッタのID番号が正しく設定されているかを確認して下さい。
トランスミッタのID番号と、測定画面のID番号が一致しないと「QCメイト」は、受け取ったデータを読み飛ばします。
また、「QCメイト」の「通信機器選択」で選択した機器の「有効ID範囲」の数字が、トランスミッタのID番号を含んでいない場合、測定データは読み飛ばされます。
ユーウエーブ型無線機器(U-WAVE-R)の場合、入力データ”DT1″に続く数字が、グループ番号、チャンネル番号になります。詳しくはユーウェーブの説明書を参照してください。
ミューウェーブ型無線機器の場合、設定したID番号は、「通信モニター」の枠下段に表示しています。モニタ画面に「U01100..」 とある場合、アルファベットの”U”の後ろの2文字です。U01の場合、ID番号は”1”になります。
文字が化けて表示される場合、通信機器の選択が間違っているか、トランスミッタが故障しています。

5.ケーブルが正しく接続されているか再度確認する

何度上記の確認そしても原因が不明な場合、再度接続ケーブルがしっかりと接続されているかを確認して下さい。
ケーブルがねじ止めされていない場合、接続不良で通信が失敗します。
以上すべてチェックしても問題が解決しない場合、ご購入先の商社または特約代理店に修理依頼して下さい。

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