ノギスやマイクロメータの測定データをパソコンに自動送信できます!

概要

ノギスやマイクロなどの測定データをパソコンに無線送信できるから検査成績表の作成時間の合理化を図れます!

検査業務で毎日使用しているノギスやマイクロメータに、ミツトヨ製U-WAVE無線発信器を接続することで、測定データをパソコンの「QCメイト」に自動転送し、検査成績表の作成時間を大幅に合理化できます。

この「QCメイト」は3つの基本的なシステムより構成されています。

  • 検査の計測データをU-WAVEにて無線転送する測定データ自動入力機能
  • あらゆる品質データを長期間安全に保存する品質データ管理機能
  • 保存した計測データを統計解析する統計解析機能

「QCメイト」は、標準で日本語・英語に対応したバイリンガル版なため、国内工場の品質保証システムとまったく同じシステムを海外工場にも展開できるため、国内・海外を統一したグローバルな品質保証システムを構築できます。

「QCメイト」による品質データの統合保証システム

ミツトヨ製U-WAVE無線データ送信器について:

ノギス、マイクロなどのミツトヨ製デジマチック測定器のデータは、ミツトヨ製U-WAVE無線機器を利用して、「QCメイト」に送信できます。またミツトヨ製以外の、投影機、光学系測定機、硬度計などからもU-WAVE無線で自動データ入力が可能ですので、ご相談ください。
また「QCメイト」は、パソコンへのデータ入力に関し、ミツトヨ製U-WAVE以外の無線、有線にも対応しています。無線、有線それぞれ特長が異なりますので、お客様の環境に合わせてお使い下さい。

ISO9001の品質管理規程に従った品質管理業務を維持管理できます

「QCメイト」は、現在市販されている単なる検査システムとは異なります。
商品の品質を保証するため、ISO9001ではさまざまな管理規程が存在しますが、「QCメイト」はそれら検査基準書などの品質管理規定を体系的に統合し、検査時の確認のため、自動的に表示します。従って、検査業務を管理規程どおりに行う環境を構築できます。

「QCメイト」の導入から得られるさまざまな効果

検査・品質管理業務のコストダウンが、短時間で達成できます。

「QCメイト」を導入することで、検査工数の低減とスピードアップ、手入力時によくあった記入ミスの撲滅が簡単に実現できます。

ISO9001取得で必要な検査データの長期間保存が実現できます。

手作業で行っていた検査業務では、膨大な紙に書かれた検査成績表、各種の管理図が作成され、その保存と必要時の取り出しが大きな悩みでした。
「QCメイト」は計測データをパソコンのハードディスクにデータベース形式で保存しているため、膨大なデータの長期間保存に最適です。

過去の検査データを解析し、品質の向上に役立ちます。

検査データはハードディスクにデータベース形式で保存されているため、過去の蓄積されたデータを「QCメイト」で瞬時に解析し、品質の向上に役立たせることができます。
また、協力会社からの受入検査データを期間ごとに比較検討することで、事実に裏付けられたデータをもとに、品質向上への提案が行えます。

品質管理体制の社外アピールと営業支援体制が構築できます

ISO9001の取得に見られるように、きちんとした品質管理体制は会社がお客さまに対する信頼を得るための物差しです。
せっかく全社的な品質管理体制を構築しても、費用負担が増えたり、処理スピードが遅くなっては、本来の目的とはほど遠い結果になります。
「QCメイト」は、計測データは当然のこと、品質に関するあらゆる品質データ保存を目指しています。その結果、品質管理体制の合理化と同時に、品質トレーサビリティ体系を構築できるため、お客さまが納得できる商品の付加価値を高める品質管理システムとして、受注安定と増加が期待できます。

導入による経済効果の改善を短期間で実現できます

「QCメイト」は、製造現場での操作を前提に、誰でも簡単に高度な品質管理業務を行えるような様々な工夫を行っています。


「QCメイト」の特長

1.導入した日からシステムを立ち上げできます。

操作が簡単なため、導入したその日から「QCメイト」を利用できます。せっかくシステムを導入しても、操作が難しかったり、初期設定が大変では動かないシステムになりまねません。「QCメイト」をこれまで導入なさったお客さまは、ほぼ100%納品当日にシステムを問題なく使い始めています。

2.現在運用中の基幹システムとの連携が可能です。

「QCメイト」を導入検討する場合、既存の基幹システムとの連携が大変重要な課題です。
多くの企業で、基幹システムの構築と安定した運用は完了したが、膨大な品質データを長期間保存するための品質保証システムの構築がすんでいない声をよく聞きます。基幹システムに品質保証のサブシステムを追加構築することは技術的には問題ありませんが、投資費用対効果、さまざまな計測器からのデータ取り込み、海外工場との連携など、課題は多くあります。「QCメイト」は、基幹システムとの連携を前提にシステム設計をしているため、既存の生産管理システムやミルシオト発行システムと簡単に連携できます。

3.AQL抜き取り検査方式、全数検査にも対応しています。

「QCメイト」は、自動車産業で一般的な固定サンプル数による抜き取り検査方式(Work Sampling)に対応していますが、電子産業で多く採用されているロット数量と検査水準を組み合わせたAQL(Acceptable Quality Level)抜き取り検査方式や、航空機部品の全数検査にも対応しています。
またこれら3方式を組み合わせて抜き取り数を任意に設定する使い方も可能です。

4.ミツトヨ製無線通信機器(U-WAVE)に対応しています。

「QCメイト」は、測定データをパソコンに転送する入力機器として、ミツトヨ製無線機器U-WAVEに標準で対応しています。またその他のメーカーの有線や無線通信機器にも対応していますので、導入時お初期費用の低減も可能です。
標準の無線通信機器はミツトヨ製無線機器(U-WAVE)を採用しているため、旧型の高価な無線機器と比べ、初期導入費用を低減と長期的なサポートの同時を実現できます。また海外工場でのU-WAVE無線機器の購入や修理を含め、安心して将来にわたり使用できます。
測定データはパソコンにより音とカラーで合否判定するため、手書きの検査成績表では回避できなかったミスを撲滅できます。
ノギスやマイクロ以外の投影機、画像測定機、電子天秤、硬度計、電子天秤などのデータをU-WAVE発信器(トランスミッタ)経由で自動入力するご提案も行っていますので、遠慮なくご相談ください。

5.測定データを含めたあらゆる品質データを長期間保存管理できます。

一般的な検査システムは、測定機器に表示された数値をデータとして保存していますが、「QCメイト」は、引張圧縮試験機の特性データ(「ロードビュワー」を参照)、真円度計、コントレーサーなど形状測定データ、その他、ミルシート、熱処理試験データなど品質に関連するあらゆる品質データを一元管理する統合品質管理システムです。
従って品質管理データのトレーサビリティ体系が構築できると同時に、これらのデータの保存と取り出しも簡単にできます。

7.検査成績表は65種類豊富にそろえています。

「QCメイト」の検査成績表の様式は、項目数、測定数、統計解析の種類により合計、65種類標準で揃えています。
この検査成績表は、エクセルファイルとして出力できるため、検査成績表を電子メールに添付してお客さまに送ることができます。また検査成績表をエクセル形式のファイルとして保存し、マクロを使用して様々な統計解析を行うことも可能です。

8.特殊な検査成績表は、Excelでユーザーが自由に作成できます。

お客様の要望する検査成績表の様式は様々なため、多くの検査業務担当者はその対応に悩んでいました。特注ソフトで作成することも可能ですが、費用面で難点になります。
「QCメイト」はExcelで作成した検査成績表のセルに印刷コマンドを追加するだけで、簡単に自動印刷できる特殊検査成績表を作成できます。(対応バージョン:Excel2007~2013)

9.ExcelやACCESSを利用して、独自の統計管理資料作成が可能です。

Excelを利用して定型業務以外の品質管理資料作成が可能です。
ExcelのマクロやACCESSを使用して自社独自の管理資料作成は可能ですが、クオリメイトが開発をお手伝いすることも可能です。また、ODBC接続方法など、自社独自の管理資料を作成の技術アドバイスも行っています。

10.今まで使っていた社内品質用語がそのまま使えるシステムです。

「QCメイト」で使用する品質管理用語は、お客さまが毎日使っている用語を登録できます。
コンピュータ独自の言葉を覚える必要はありません。従って、新規導入時に心理的な違和感を減らすことができ、ISO 9001取得時に規定した言葉と「QCメイト」の言葉の整合性を保つことができます。

1台から数百台までの品質管理システムを構築できます

「QCメイト」は、お客さまの導入環境の拡張に合わせて、検査システムも簡単にスケールアップできます。データベースは、Microsoft SQL Server 2016を使用していますので、容量や接続台数が増えた時でも、最小の費用で拡張できます。

「QCメイト」をスタンドアローン、小規模台数で使用する場合

1台~3台程度のデータ容量が少ない小規模ネットワークの場合、データベースをサーバにインストールしないで、親機のパソコンにインストールして運用することができます。この場合のデータベースは、無償版のMicrosoft SQL Server 2016 Express Editionを使用します。「QCメイト」1台のみでも、データベースをサーバにインストールして運用することは問題ありません。

「QCメイト」 を4,5台以上で使用する場合

5台~数百台の「QCメイト」を使用する場合、製品版のMicrosoft SQL Server2016をサーバにインストールして使用します。

遠隔地や海外の工場と品質管理データを一元管理する場合は、この方法になります。

海外工場でも同じ「QCメイト」が使用できます

「QCメイト」は、日本語・英語のバイリンガル版が標準ですので、将来の海外工場への導入も問題ありません。また「QCメイト」で使用する無線機器は、ミツトヨ製U-WAVEのため、海外でも直接購入することができます。

「QCメイト」の動作確認は、日本語と英語(US版)のWindows10で行っています。従って、海外工場で購入するメーカー品の英語版Windows10パソコンであれば、問題ありません。

また、日本と海外工場間でVPNが構築されていれば、海外の工場の品質データを日本から、リアルタイムで確認できます。

長期間の運用に耐える経験豊富なサポート体制

「QCメイト」は、発売開始以来、約30年客さまのご意見やアドバイスに基づいて、繰り返しバージョンアップしてきています。

また、多くのユーザー様のご意見を反映した機能の追加や強化も定期的に行っていますので、初期導入コストが低く、長期的に安定して運用できる統合品質管理システムとして評価して頂いています。

カタログ


デジマチック、U-WAVEは(株)ミツトヨの商品です。
SQLServerは、マイクロソフト社の製品です。

QCメイト導入のご相談

「別のソフトを使用しているが・・・」や
「Excel使っていたがわかる人が退職してしまった」など、
お気軽にご相談ください。全国どこでも伺っています。リモートでの対応もOK!

TEL:0532-46-9390