ISO9001の要求事項に対応した計測器の維持管理・精度管理を実現できます!
計測器の回収もれがなくなり、コスダウンも同時に実現できます
「QCメイトMD」は、計測器の維持管理業務のコストダウンと、ISO9001の要求事項に対応した計測器の維持管理業務の合理化を、同時に実現する校正専用のシステムです。
測定器の有効期限や精度管理はシステムが管理するため、校正対象計測器の回収もれや、校正データの入力ミスをなくすと同時に、計測器管理業務を省力化(スピードアップ)できます。
ISO9001に欠かせない機能
ISOの「検査、測定および試験機の管理」が要求していることは?
- 必要な正確さと精密さを持つ測定器を選択すること
- 使用する計測器が、使用頻度に応じ規定した間隔で校正、調整されていること
- 校正の基準とするゲージが、国家基準との間でトレーサビリティがとれていること
- 合格していることの根拠となる記録を作成し、維持していること
「QCメイトMD」は、計測器管理システムが関与しない要求事項1.の「必要な正確さと精密さを持つ測定器を選択すること」以外の、要求事項2.~4.の実現に特化した計測器維持管理システムです。
「2.使用する計測器が、使用頻度に応じ規定した間隔で校正、調整されていること」について
1.使用する計測器に応じた校正規格を設定できます。
使用する計測器のタイプや、使用頻度に応じた校正基準を社内で規定した計測器管理規定(校正基準書)に基づき、校正規格を登録できるので、きめ細かな計測器の維持管理が実現できます。
また校正規格には、校正箇所ごとに許容器差を登録できるので、計測器管理規定書で規定した器差にはずれた計測器を校正作業時に見逃すことはありません。
2.回収指示書が発行できるので、計測器を確実に回収できます。
「QCメイトMD」は、回収時期の迫った計測器を一覧表示した回収指示書を自動発行します。従って、手作業では避けられなかった回収漏れなどの問題は全く発生しません。
3.必要な作業工数を自動計算できるので、業務計画を作れます。
回収指示書の印刷時に、回収予定の計測器を校正するのに必要な総作業時間を自動計算します。従って、前月末に次月以降のの品質管理業務の作業計画を正確に作成できます。
「3.校正の基準とするゲージが、国家基準との間でトレーサビリティがとれていること」について
基準ゲージが登録でき、国家基準との間でトレーサビリティが確立できます
校正作業で使用した基準ゲージ(親ゲージ、基準器)を「QCメイトMD」を記録できます。また使用する基準ゲージも「QCメイトMD」に登録できるので、体系的な計測器の維持管理が実現できます。校正を外部委託しているブロックゲージ、各種基準器、分銅などの基準ゲージ(基準器、親ゲージ)は、校正証明書とトレーサビリティ体系図の電子データを登録できるので、工場監査時に社内の校正証明書とトレーサビリティ体系図を瞬時に表示し、正しく管理していることを証明できます。
「4.合格していることの根拠となる記録を作成し、維持していること」について
1.校正作業時に基準ゲージと器差が登録できるので、判定の根拠が明確です。
「QCメイトMD」では、校正作業時に登録された基準ゲージ(基準器)を使い、計測器の器差が、校正規格に登録された許容器差内に入っているかどうかを確認しながら作業を進めます。検査した計測器の器差が合格しているかの判定は、「QCメイトMD」が音とカラーで自動的に行うので、人為的なミスを排除できます。
2.計測器管理規定書に従った正しい校正作業を実現できます。
計測器管理規定書に従って校正基準を登録し、校正検査作業を行うため、検査箇所忘れや担当者による検査判定基準の誤差もありません。
また印刷帳票はエクセルで自由にデザインできるため、現在使用している計測器管理台帳と同じフォーマットで印刷することも可能です。
3.校正結果の器差をグラフ表示できます。
ピンゲージ、栓ゲージなどを校正する場合、ゲージの実測値と決められた許容器差を比較して判定します。しかしこの測定値は桁数の多い数字なため、合否判定を慎重に行う必要があります。特に許容限界値に実測値が近づいた場合、判定を間違える可能性があります。
「QCメイトMD」は、この測定値を音とカラーで判定するだけでなく、許容限界値に近づいたかどうかをグラフからでも判定できるため、正確で迅速な作業を実現しています。
4.データをパソコンに保存しているので、大量データを長期間保存できます。
「QCメイトMD」のデータは、パソコンのデータベース(MS SQL Server 2016)に保存しています。
このデータベースに保存したデータは、マイクロソフト社のアクセス(ACCESS)やエクセル(Excel)からも読み込むことができます。専用ソフトでありながら、お客様が毎日使用しているパッケージソフトからもデータを読み込めるため、長期間保存や自社専用管理資料の作成も問題なく対応できます。
業種・業界にオールマイティーなソフト
管理できる計測機器数の制限はありません
「QCメイトMD」で管理できる計測機器数の制限はありません。
プラグゲージ、リングゲージ、ねじゲージなど製造現場には大量の管理が必要なゲージがありますが、「QCメイトMD」は、ノギス、マイクロのみならずこれらのゲージも管理することができます。また限界ゲージ、摩耗点検ゲージなども含めて管理できるため、点検作業と同時にトレーサビリティ体系を構築できます。
一般的には管理対象外のVブロック(精密やげん台)、スタンド、定盤など、測定の精度に関連する測定治具なども、別途管理できるので、より高度な測定機器の維持管理と品質レベルの向上を実現できます。
国内工場、海外工場を含めた全社の計測機器を一元管理できます
サーバのデータベースに、国内工場、海外工場のすべての計測器データを保存することで、全社の計測器を一括管理できます。その結果、社内規定に基づいた計測器管理を、全社規模で実現・維持できるため、計測器管理業務のコストダウンを実現できます。
すべての計測器は一元管理できるため、緊急時に必要に応じて他工場の計測器を一時的に借りることが可能です。また生産品目の変更の結果、遊休となった各工場の計測機器の在庫状態を簡単に確認できるため、計測器の運用コストを低減することが可能です。
校正データのセキュリティ機能も万全です
データベースに保存された校正データを、管理者が承認することで、校正作業者による後日の修正をできなくするロック機能を標準で対応しています。
また「QCメイトMD」を使用した校正作業の履歴を自動的に保存(ログファイルを自動作成)することもできるため、後日の問題発生時に、管理履歴データを検証して、問題の原因を追求することも可能です。
機械計測機器だけでなく、電気計測機器も管理できます
製造現場では、ノギス、マイクロ、ゲージなどの機械計測機器以外に、抵抗や電流などを計測する電子計測機器、重さや量を量る秤量機器などさまざまな計測機器が使われています。「QCメイトMD」は、測長機器だけでなく、電機計測機器関係のマルチメータ、流量、秤量などあらゆる製造現場の計測器の精度維持管理に対応しています。
計測器の精度維持管理コストを低減できます
製造現場で使用している管理対象の計測器が数万台程度あるケースは特に珍しくありません。従って、ISO9001を維持管理していく中で必要な、計測器の維持管理費用は無視できないほど膨大です。
「QCメイトMD」は、この正確さとスピードを要求される計測器維持管理作業のコストダウンに必要な様々な機能を提供しています。
2次元バーコード(QRコード)に対応しています
校正時に、計測器に貼り付けたQRコード(二次元バーコード)を読み取り、該当する計測器の校正履歴データを瞬時に呼び出して、校正作業を行うことができます。
管理カードや計測器のラベルに印刷したQRコードだけでなく、レーザー刻印機から直接計測器に書き込んだQRコードからの読み込みにも、対応しています。
標準で対応しているバーコードリーダーは、キーボードタイプ(HID)の機種です。
Excelに保存した計測機器データを読み込みできます
今まで計測機器の校正データ管理を、ExcelやACCESSで行っていた場合、この蓄積した計測器情報を「QCメイトMD」に読み込むことができるので、初回導入時の面倒な登録作業を短縮できます。
海外工場でも日本国内と同じ計測器の維持管理が実現できます
「QCメイトMD」は、日本語・英語(US版)版Windows10に対応したバイリンガル版なため、海外工場でも英語画面の同じ「QCメイトMD」で計測器の精度管理ができます。
海外工場も、日本国内と同じ手順や精度で計測器を管理したいというお客様からのご要望が多いため、Ver.4.0以降の「QCメイトMD」から、日本語・英語に対応したバイリンガル版になっています。
長期間の運用に耐える強力で親切なサポート体制
計測器の校正データなどの品質管理データは、長い場合は20年以上にわたる長期間保存が大前提です。従って、品質保証体制を補完するシステムの構築には、技術サポートだけでなく、長期にわたるサポート体制の有無が導入決定の重要な要素になっています。
(株)クオリメイトの品質管理システムシリーズはこの観点を最優先事項としてお客さまが採用したシステムの維持更新と運用のお手伝いを行っています。
ご購入検討の如何に関わらず、品質管理システムに対しご提案等ありましたら、遠慮なく(株)クオリメイトへご相談ください。
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