Q8.基準ゲージとは、どのようなものですか?

基準ゲージとは、校正作業時に器差を確認するゲージです

マイクロメータやノギスなどを社内で校正する場合、通常はブロックゲージと比較し、器差を求めます。
この基準となるブロックゲージを「基準ゲージ」、「基準器」、「親ゲージ」と呼んでいます。
このブロックゲージは、測定器メーカーより購入しますが、必ず校正証明書が付属しています。
この「校正証明書」と、国家基準または国際基準までトレーサブルな標準器でブロックゲージが校正されたと証明する「トレーサビリティ体系図」の2つで基準ゲージが正しいと証明できますので、大切に保管しておいてください。
社内の基準器は、校正作業時の精度を保証するため、定期的に外部の認定業者の特定二次標準器で校正を行います。
その際に発行された校正証明書にも上位基準器などが書かれているため、トレーサビリティ体系図と一緒に、大切に保管しておいてください。

「QCメイトMD」では、トレーサビリティ体系を確立するため、校正作業時には必ず基準ゲージを入力しなければなりません。この基準ゲージの校正証明書を根拠に、国家基準や国際基準までのトレーサビリティがとれていると、証明するようにしています。
「QCメイトMD」Ver.3.0から、この「校正証明書」、「トレーサビリティ体系図」を電子化し、基準ゲージの校正履歴をパソコン画面に表示した時、同時にこの2帳票も表示できるようになりました。

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